
保存用のUVカット・グレージング(ガラスとアクリル)は、ISO18902、ISO18916により、
300から380nmの有害紫外線を97%以上遮断するもの、と規定されています。
300から380nmの有害紫外線を97%以上遮断するもの、と規定されています。
ラーソン・ジュールは米国トゥルービュー社のUVカットガラス・アクリルを販売しています。
作品に有害な紫外線をブロックするだけでなく、作品鑑賞の妨げとなる反射光が出ない表面加工を施したものもあります。用途と予算に合わせてお選びください。
ガラス
- 商品名
- UVカット率
- 表面仕上げ
- ミュージアム・ガラス
- 99%
- クリア・映り込みなし
- コンサベーション・クリアガラス
- 99%
- クリア(通常のガラスと同じ)
- コンサベーション低反射ガラス
- 99%
- マット調低反射
アクリル
- 商品名
- UVカット率
- 表面仕上げ
- 表面強化
- 帯電防止
- オプティアム・ミュージアム・アクリル
- 99%
- クリア・映り込みなし
- ○
- ○
- コンサベーション・クリアアクリル
- 99%
- クリア(通常のアクリルと同じ)
- ×
- ×
- コンサベーション低反射アクリル
- 99%
- マット調低反射
- ×
- ×
ガラスとアクリル、それぞれの長所と短所
ガラスの長所
- 平滑性が高く歪みが少ない。
- 温度湿度の変化による伸び縮みが少ない。
- ガスや水分を通過させない(密閉額装に使える)。
- 静電気を帯びにくく、アクリルよりも表面強度があるので拭き掃除が楽。
ガラスの短所
- アクリルよりも重い。
- 割れやすい。割れたときに粉々になる。
アクリルの長所
- ガラスよりも軽い。
- 割れにくい。割れても粉々にはならない。
アクリルの短所
- ガラスに比べ平滑性が劣る。
- 温度湿度の変化で伸び縮みする。
- 静電気を帯びやすく、表面が傷付きやすいので拭き掃除に注意が必要(オプティアム以外)。
トゥルー・ビュー社について
1946年に「シカゴ・ダイヤル」として創業したトゥルービューは、もともとラジオのチューニング・ダイヤル盤のガラスを製造していました。
その後テレビ画面を生産するようになると、表面のぎらつきを抑えよりクリアな画像を映すことができるエッチング技術を初めて開発しました。
この低反射ガラスにより、トゥルービューは1970年に額縁業界に進出、映り込みが作品鑑賞の邪魔にならない画期的な額装用ガラスを提供し始めました。
今日では、トゥルービューのガラス・アクリル商品は、作品の美しさを引き立てると共に良好な保護環境を作り出す保存額装用グレージングの基準となり、
カスタムフレーミングから美術館・博物館などにおける作品保存用まで、世界中で幅広く利用されています。
トゥルービューは、この分野の先駆者でありリーダーとして、業界内に存在する最高品質の商品を提供しています。