ラーソン・ジュールの歴史は、1800年代末にアメリカ西海岸に創業した小さな額縁工房にまで遡ります。今では世界15カ国に拠点を持つグローバルブランドへと成長しました。
アメリカとチェコにある自社工場において、デザイン、製材から仕上げまでを一貫して行っているオリジナル製品を中心に、世界中のプロフェッショナルやご愛好家の皆様に愛される製品をご紹介しています。

1800年代末頃、ブランドの前身となる額縁工房の写真
フレーム:LARSON JUHL PRESTIGE Grand Palais LJSA-20019

チェコ南部ブルダヴァ川にとり囲まれるかのように佇む世界遺産の小さな町チェスキー・クルムロフ。画家エゴン・シーレの母の生まれ故郷であり、かつて画家自身も暮らしたことがあるこの町に、140年以上の歴史をもつラーソン・ジュールの自社工房はあります。 

モールディング* 製造において、ヨーロッパでも最も初期から近代的なプロセスを取り入れたことで知られるラーソン・ジュールの工房には、古典技法から現代にいたるまでのサヴォア・フェールが息づいています。

*モールディングとは? ピクチャーフレームの元となる、長い棹のこと。


Krumlov Town Crescent (1915), Egon SCHIELE
画家エゴン・シーレが描いた、チェスキー・クルムロフの街並み
フレーム:LARSON JUHL SIGNATURE Aurora 12-6069
Two large towers over the Vltava, Josef Seidel(1859-1953)
ブルダヴァ川河畔からみたチェスキー・クルムロフ城
フレーム:LARSON JUHL SIGNATURE Lucerne E-350793
森と人
フレーム:LARSON JUHL SIGNATURE Brimfield I-400360

モールディングの製造に使用される木材の多くは地元で調達されます。チェコ共和国およびその近隣諸国には豊富な森林資源があり、古くから木工産業が盛んです。今でも木製で作られたマリオネットや、木製玩具などの専門店が街中に存在しています。

受け継がれるサヴォア・フェール
フレーム:LARSON JUHL COLLECTION Nika I-27574811

デザイン加工を施すために使用される金型。写真下はSIGNATUREコレクションPRAGUEのもの。
チェコ工房には、近年惜しまれながらクローズしたフランス・セネラー工房の金型なども大切に保管されています。