COLUMN2020.07.22 UP

額縁屋さんの「フレームのある生活」 | 11

額縁大好き!工房スタッフの、どんどん飾って楽しむ「フレームのある生活」- 後編

オーダー・フレーム製造プロセスの最初の工程、カット加工を担当している守河さんはご両親と3人で3LDKのマンションに暮らしています。実はお母様も額縁店に勤務されていて、ラーソンジュールに入社する以前から額縁はとても身近なものでした。
「フレームのある暮らし」という表現がぴったりの守河さんのご自宅。後編は立体物を入れた額などの楽しいアイディアもお届けします。

自分らしく、楽しく飾られた自室

自室もデスク周りを中心にたくさんのフレームが飾られていて、守河さんの「好きなものたち」が彼女の個性を表現しているような空間になっています。「額に入っているものはポストカードとか雑誌の切り抜きなど、金額的には高くないものなのですが、額に入れることで充分にインテリア装飾として成立します。『アートで部屋を飾る』というより、もっとずっと気軽な感覚で楽しんでいます。」

小鳥やキノコのイラストは雑誌のページを切り抜いたもの。

並べて飾られた3つの小さな絵は絵本を切り抜いたもの。写真右はアクセサリーをフレームの中に入れたボードにピンで留めたディスプレイ兼収納で、使うときは簡単に取り外せます。

こちらは旅先のオーストラリアで見つけた切手付き封筒だそうです。マットの中芯の黒で作った縁取りが絵柄を際立たせていますね。

玄関スペースにはオブジェクトフレーミング(立体物の額装)も

玄関スペースもたくさんのフレームで彩られています。訪問する人も思わず楽しくなってしまいそうですね。

玄関スペースには絵画以外の立体物を額装したものもたくさん飾られていますので、少し詳しく見せてもらいましょう。

玄関ドアの上に飾られているのは編み物の材料と毛糸を額に入れたものです。「額縁業界の展示会では額装コンクールが開催され、ラーソン・ジュールのスタッフも毎年出品しています。この作品はラーソン・ジュールに入社して初めて出品したものなんです。」手芸用はさみとかぎ針はメリヤスの編地に取り付けられています。毛糸と棒針も含め、固定にはテグスが使われていますが、透明なのでよく見ないとわかりませんね。立体物を額に入れる場合、ガラスを押さえて額内部に空間を作るためにマットなどを壁状にして入れるのですが、この作品ではきれいな柄の布が使われていて、デザインのアクセントになっています。

こちらは2019年の額装コンクールで銀賞を獲得した作品です。大きなフレームの中に5枚の小さなフレームを入れ、それぞれのフレームにセットした布貼りの板にアクセサリーが配置されています。この固定にもやはりテグスを使ったそうです。布の色味と質感の組み合わせ、立体的に段を付けて配置されたフレームのバランスと陰影が美しい作品ですね。

「フレームにアクセサリーを入れるとかわいいので、近いうちにまたガラスなしで取り外しできるタイプのものを作ろうと思っています。」守河さんのおうちのフレームはこれからもどんどん増えていきそうですね。

次回は物流センター長の宮澤さんが、「壁に穴を開けずに飾る」方法を提案してくれる予定です。お楽しみに!